





公共空間活用を日常の風景にする
「OPEN NUMAZU 2022 ARCADE」は、公共空間を人中心の居心地の良い場として開放し、まちなかの回遊性や滞留を促進することを目的とした沼津市の社会実験である。2022年10月27日から11月15日までの約3週間、仲見世商店街を会場に実施され、オリジナルの椅子やテーブル、人工芝などを設置して商店街の空間を「滞在できる場所」として演出した。期間中は読み聞かせやストリートピアノ、将棋といったイベントも催され、来訪者が多様に過ごせる環境を整備。結果として滞留空間を設けたエリアでは歩行者数が約1.5倍、滞留者数は商店街全体で約2.1倍に増加し、座って過ごす人に限れば約3.4倍に達するなど、商店街全体に波及効果が確認された。本取り組みは、商店街の魅力向上とともに、公共空間の新しい活用可能性を示す試みとなった。
住所 : 静岡県沼津市
企画 : REIVER一級建築士事務所
運営 : REIVER一級建築士事務所
実施 : 2022.10 – 2022.11
写真:磯村拓哉
動画:磯村拓哉
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